低解像度ゲームの魅力

自分は、PC-8001PC-6001AppleⅡやMSXなどのゲームに見られる低解像度のグラフィックスには、現在でも魅力を感じている。
やれ3Dだ、何万色だ、と現実に近付ける様に進むゲームの画面も、最近ではあまり驚くものでもなくなったと思う。
ゲーム開発という土俵上から見てみると、表現力が上がるほど、そのデータを作り出す手間や時間も指数的に増える*1
ゲーム会社の組織的ゲーム製作ならまだしも*2、個人のゲーム製作なら気の遠くなるような作業で、「データ作りに数ヶ月かかりました」なんてこともざらでしょう。ましてやメインのプログラム製作では・・・。
こんな調子では、個人でゲーム一本をまともに作るなら、一生かかってしまいます*3
そこで、グラフィックを低解像度で表現している昔のゲームなら、個人製作にはもってこい*4
それに、粗末といわれる低解像度のグラフィック画面も、それなりにいい味を出している*5
「不完全で、省略されたものからは、受け取る人の想像力が膨らむ」と、サーティック社のRPGゲーム「Wizardry」のワイヤーフレームグラフィックから、学び取りました。
自分もオールドPCゲームをオマージュにするべく、低解像度テイストで作ってみたいと考えている*6

*1:次世代機の開発のネックになっている部分。

*2:可能といえども、開発では地獄の様らしい。

*3:「一生かかっても出来ませんでした」という結果の方が多いのでは。

*4:昔のゲームなら、絵や音、全て個人で作った作品が多かった。

*5:記号的、アイコン的な表現だと思う。

*6:そうでない物も作るとは思うが・・・。